キャッシングを利用する際には、審査に申し込むために「本人確認書類」と「収入証明書類」を用意しなければいけません。
ただ、即日融資を受けたいのに書類を用意するのは手間がかかりますよね。
ですから今回は、「書類を用意しなくてもいい方法があればいいのになあ」という私のような面倒くさがりの方に、収入証明書について耳よりな情報をご紹介していきます。
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目次
収入証明書って即日融資に必要?
結論から言うと、必要ではありません。
ただし一定の条件下では、借り入れを申し込む際に必ず用意しなければならないようになります。
特に、即日融資の申込者はお急ぎの場合が多いので、どのようなケースだと必要になるのかを、まずはご説明します。
即日融資で収入証明が必要になる2つの条件
- 1.申込先の金融機関で借入希望限度額が50万円を超える
- 2.利用している金融機関での借入額の合計が100万円を超える
上記2つの条件のどちらかに当てはまる場合は、収入証明書を必ず用意してください。
この条件は、「アコム」や「プロミス」といった大手消費者金融のほとんどで明記されています。
一方で、「みずほ銀行」や「バンクイック」といった銀行カードローンは、借入希望限度額が100万円や200万円を超える場合のみ、収入証明が必要になるというケースが多いです。
反対に、「モビット」や「オリックス銀行」など一部の金融機関では、借入希望限度額に関係なく、初めから収入証明を必要としている金融機関もあります。
そのため、即日融資の為にお急ぎであっても、申込条件はよく確認してください。
収入証明書不要で借りるための2つのポイント
察しの良い方はすでにお分かりかもしれませんが、収入証明書を用意せずに審査に通るためには、2つのポイントがあります。
1.収入証明を求められる借入希望限度額が高い金融機関に申し込む
1つ目は上記でもお話した通り、条件に引っかかる限度額の高い銀行カードローンに申し込むことです。
現在は、メガバンクのみならず、多くの銀行が即日融資に対応してくれています。
また、口座を持っている銀行であれば、借り入れのために開設する手間が省けるので、申込も幾分か楽になります。
2.借入希望限度額を低めにして申し込む
2つ目は、そもそも50万円に近い金額を借り入れする必要がなければ、限度額を10万円~30万円程度にしてしまおうということです。
実は、それだけで審査の通過率がだいぶ上がります。
なぜかというと、例えば「限度額いっぱいまで借り入れをした申込者が返済を延滞してしまう」といった、金融機関にとってのリスクを減らすことができるからです。
もし、最初に設定した限度額を超える金額が必要になった場合は、別途審査を受ける必要はありますが、限度額を上げることもできます。
ですから、これといった事情がない場合は限度額を10~30万円以内にして申し込みましょう。
審査に使える4つの主な収入証明書
いざ、申込先の金融機関から収入証明書の提示を求められた際に、提出することができる書類の詳細をご紹介します。
提示を求められた場合はこのうちのどれかが必要となるので、50万円以上の借り入れを検討している方や、なんらかの事情で収入証明書も用意しなくてはならなくなった方は、ぜひ参考にしてください。
1.源泉徴収票
- 発行:お勤めしている(していた)勤務先
- 必要:最新のもの
もっともポピュラーな収入証明書といえば、年に1回発行される源泉徴収票です。
勤め先が、所得税を給与から天引きして徴収したことを証明するものなので、会社勤めの人に限らずアルバイトの方も発行してもらえる書類です。
注意点として、勤め先からしか発行してもらえない書類なので、大切に保管しておくよう気をつけましょう。
在籍確認にもなるので、これ1枚あれば大半の金融機関に申し込むことができます。
詳細については下記の記事で詳しくご紹介をしているので、参考にしてください。
「即日融資の場合、在籍確認はどのタイミングで行われるの?」
2.所得証明書(課税・納税など)
- 発行:役所(税務署や市区役所)
- 必要:最新のもの
万が一、勤め先から発行してもらった源泉徴収票を紛失してしまった場合は、役所で所得証明書を発行してもらうことができます。
注意点としては、源泉徴収票が「会社単位」で発行されるのに対し、所得証明書は「合算」して発行されるので、会社単位の内訳はわかりません。
役所で「源泉徴収票をください」と申請をすると、記入されていない状態の源泉徴収票を発行されてしまうので気をつけましょう。
勤め先が変わったり転職したりした場合は、申込先の金融機関に確認することをおすすめします。
3.給与明細書
- 発行:お勤めしている(していた)勤務先
- 必要:直近2ヶ月~3か月+1年分の賞与明細書など
また、毎月発行してもらえる書類として、給与明細書があります。
こちらは源泉徴収票と違って1年分ではないので、直近分の複数枚が必要になります。
必要とされる期間は申込先の金融機関によって異なるので、ホームページで確認をして、ご不明な点があればコールセンターに聞く方が早いですよ。
4.確定申告書
- 発行:税理士、本人(本人紛失の場合のみ税務署)
- 必要:最新のもの
自営業など個人営業の勤め先の場合、確定申告書を毎年2,3月頃に申請しているはずです。
申込者本人が作成した場合は、控えを紛失しないように気をつけましょう。
税理士に作成を依頼した場合は、本人が紛失してもたいていコピーをとっているので問題はないですが、取り寄せるのに数日掛かってしまいます。
コピーは、必ず1部手元に置いておくようにしましょう。
即日融資を受けるために
要点をまとめると、以下の通りになります。
- 即日融資を受けるために収入証明書が必須というわけではない
- 申込先の金融機関によって、収入証明が必要な限度額は異なる
- お急ぎの場合は、希望限度額を必要最低限にして申し込むと審査に通りやすい
- 原則として、収入証明書は最新や直近のものを手元に控えておく
必要となった時に再発行の申請をしていては、即日融資を受けるのは難しいので、「手元にない」と気付いたらすぐに再発行しておきましょう。